花きの梱包をいまだに手作業で行っており、人手不足の中、業務効率化を進める必要があると課題を抱えている現場も多いのではないでしょうか。そのような場合は自動化を検討することが一案です。
今回は、花き梱包のよくある課題から課題解決策としての「自動化」の手法、花き梱包を自動化する機械を導入するメリットまで解説します。
また具体的な自動化の機械をイメージいただくために、業務効率化・コスト削減を同時に実現する日本トーカンパッケージの花き梱包自動化ソリューションも合わせてご紹介します。
花き梱包のよくある課題
花き業界において、花き製品を梱包して配送するシーンは数多くありますが、その際に、梱包作業で次のような課題に直面していませんか?
切り花梱包や箱組みはすべて手作業で行っている
切り花を段ボール箱に梱包する際には、まず段ボールシートを組み立てて箱組みする必要があります。また箱組みした段ボールに切り花を丁寧に梱包する作業もあります。これらの一連の作業を、多くの切り花に対して手作業で実施している場合には、手間と時間、コストがかかるものです。
特に人手不足の中、少ない人員だけで実施していると、どうしても負荷が高まってしまうでしょう。
金属製ステッチのコストアップと手の裂傷リスクに懸念がある
切り花は茎があり高さがあるため、通常の規格の段ボール箱では対応できず、特製の横型と縦型段ボール箱を利用するのが一般的です。しかし継ぎはぎ部分に金属製ステッチを利用したものは、その部材の費用分、段ボール箱1個あたりのコストが上がってしまいます。
また梱包の際に作業員が金属ステッチに触れることで手を裂傷しやすい懸念があります。商品に混入するリスクも不安が大きいものです。
箱組みから花入れ(梱包)作業が同時にできない
切り花の段ボール箱は大きいため、箱組みには時間がかかる傾向があります。そして、花を段ボール箱に入れる梱包作業を、一連の流れとしてスムーズに、また同時に実施できません。別々に作業する必要があることから、手作業の負荷がより高まってしまいます。
高温環境で劣化リスクがあり、時間をかけられない
切り花は高温環境では傷みやすく、梱包作業をできるだけ素早く行わなければなりません。しかし手作業ではどうしても時間がかかってしまうことは避けられないものです。
花き梱包の自動化による課題解決策
先述のような花き梱包の課題に複数直面している場合、解決策として「自動化」が候補に挙がります。実際、自動化は、さまざまな課題の解決につながります。
花き梱包の自動化とは?
花き梱包の自動化とは、製函機や封函機を利用して梱包作業を実施することを指します。自動化には「完全自動化」と「半自動化」の両方を含みます。つまり、すべて機械が実施することもあれば、機械に段ボール箱をセットするなどの人が作業する部分も含まれることもあります。
製函機:段ボール箱の組み立てを自動化する機械です。平らな段ボールシートを箱型に起こして、底面にはテープや糊、ステープルなどによって貼り合わせられます。段ボールシートを製函機にかけると、組み上がった状態かつフタが空いた状態で出てくるので、そのまま内容物を入れて上から封函するだけで梱包作業が完了します。
封函機:段ボール箱の天面を閉じてテープ等で封函する機械です。製函機と組み合わせて使用することで、人が関わる部分を極力減らせます。
製函機による切り花梱包作業自動化の流れ
製函機を活用して切り花梱包の作業を自動化する流れを見ていきましょう。
1.段ボールシートを製函機に組みつける
まず人が段ボールシートを一枚ずつ、もしくはまとめて製函機に組みつけます。
2.機械が自動製函する
機械が自動的に製函し、段ボール箱を組み上げます。
3.箱を立てる
箱が出てきたら、立てて切り花を入れる準備をします。
4.切り花を入れ封函する
手作業で切り花を入れて、テープなどで封函します。
花き梱包の自動化機械の導入メリット
花き梱包を自動化する機械を導入するメリットは複数ありますが、主に次の点が大きいものとなるでしょう。
人手不足の解消
これまで人手で実施していた工程が機械による自動化によってなくなることで、省人化・省力化につながります。その結果、人手不足に悩まされていた課題が解消するでしょう。
コスト削減
自動化した分だけ、スタッフの稼働時間が減ることで人件費削減につながります。また、スタッフへの教育コストなども低減されるでしょう。
梱包のスピードアップ
従来の梱包プロセスが一部、もしくは全部、機械で自動化されることで、花き梱包の作業そのものがスピードアップします。その結果、リードタイムが削減でき、業務効率化と顧客満足度向上に寄与するでしょう。
コア業務への集中
これまで梱包作業にかかっていたスタッフを、別の作業に関わらせることも可能です。その結果、コア業務が進行しやすくなることで、全体的な生産性が向上する可能性があります。
特殊な梱包箱利用で金属製ステッチの手の裂傷リスク削減
金属製ステッチによる手の裂傷は、労働災害にもなり得ます。機械による自動化で手作業の機会がなくなれば、手の裂傷リスクを極力減らせる見込みがあります。労働災害を防止すること、そして安全な環境を整備することは事業主の義務であるため、一つの有効な対策となります。
加えて、近年は健康経営など経営の観点から従業員の健康と安全に投資することを重視する傾向もあり、手の裂傷リスクを減らして安心安全な労働環境を整備できることは、経営的にもメリットが見込めます。
業務効率化・コスト削減を同時に実現する日本トーカンパッケージの花き梱包自動化ソリューション
花き梱包の自動化は、具体的にどのように実施するのか、興味のある方もいるのではないでしょうか。そこで一例として、日本トーカンパッケージがご提供する花き梱包自動化ソリューションをご紹介します。
横型と縦型に対応
横型と縦型の大きく2種類があります。
・「切り花 トーカンアシストBOX(横型用)」
横型段ボール箱の自動製函を行う機械を活用するものです。段ボールシートをセットすれば、バキュームで下部に押し込まれ、箱組みは自動で行われます。天面のフタ部分を手折りし、切り花を手作業で入れます。なお、段ボールシートの給紙はロボットによる自動化も可能です。
・「切り花 トーカンアシストBOX(縦型用)」
縦型段ボール箱の自動製函を行う機械を活用するものです。段ボールシートをパレットに積載した状態でマガジン部へセットすると、自動製函され、縦方向へ排出されます。手動で箱を立て、手動で切り花を挿入し、封函します。
資材を含めた全体効率化のソリューション
当社のサービスは、機械のみではなく、資材とセットでのご提供となります。当社がご提供する資材の切り花用梱包仕様は、金属製のステッチ加工が不要なタイプとなっています。
花き梱包自動化ソリューションの導入効果
花き梱包自動化ソリューションを導入することで、次のメリットが期待できます。
・業務効率化
自動化ソリューションを導入することで、従来の花き梱包の業務全体を効率化します。大型段ボール箱の業務負荷を低減します。
・省人・省力化
人手作業の一部を削減することで、省人・省力化につながります。人件費の削減効果が期待できます。
・物流ラインや包装設計の改善
従来の物流ラインや包装設計を改善できます。リードタイムや無駄の削減などが期待できます。
・物流トータルコストの削減
人件費のほか、最適な梱包設計と作業の自動化を同時に実現し、強度を落とさずに梱包コストを削減できます。金属製ステッチを使用しないことにより、万が一のスタッフのケガへの対応コストも削減できます。
まとめ
花き梱包の課題を解決する自動化の方法とメリット、具体例をご紹介しました。ぜひこの機会に、自動化を検討してみてはいかがでしょうか。
花き梱包の自動化なら日本トーカンパッケージにおまかせください。今回ご紹介した花き梱包自動化ソリューションは、貴社の課題解決に寄与します。
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