国内の少子高齢化による労働力不足から、花き業界においても高齢化が進み、重労働の中で業務負荷が高まっています。特に物流における梱包作業の際には効率化とコスト削減が求められています。
今回は、花き業界の省人化にまつわる課題から省人化の必要性、省人化のコツと方法と具体的な施策の例までご紹介します。
花き業界の省人化にまつわる課題
近年、花き業界では、省人化が求められています。具体的には、次のような課題に直面しています。
少子高齢化の影響による高齢化と後継者不足
近年、国内の少子高齢化が進み、花き業界でも労働力不足が高じています。特に近年の生花市場は花離れが進んでいることから、年々縮小傾向にあり、若年層の働き手を新たに確保することは困難になっています。
また熟練の技術を持つ労働者も高齢になり、後継者への技術伝承が求められていますが、後継者不足は避けられない状況にあります。
重労働と負荷の高さ
花き業界は他業界と比較して重労働といわれています。特に流通と物流分野においては負荷が高くなります。
重い鉢植えや大型段ボール箱をトラックや店舗、拠点で持ち運んだり、積み下ろししたりする必要があります。また梱包箱(縦箱・横箱)や仕様(バケット付き)、商品形態(切り花・鉢物)など種類が多岐にわたり手作業による負荷が高いのが実情です。また枯れないように神経を使います。
高齢化が進み、人員不足が進んでいる現状では、より負荷が高くなることから、ただ現場の業務を見直すだけでなく、何らかの大きな業務改善が必要になるでしょう。
技術の属人化
高齢化による後継者不足と手作業によるアナログ体制は、特に梱包や物流業務の分野で属人化が進みやすいところがあります。
これらのことから、短時間かつ少ない労働力で生産性を向上させる必要があります。
なぜ花き梱包の省人化が必要なのか
花きの物流工程では、いまだに手作業による梱包が多く、人手不足やコスト削減の必要性から、省人化が必要になります。具体的には次の課題に直面しています。
花き梱包の課題
・切り花梱包や箱組み作業はすべて手作業
段ボール箱への花入れ作業や段ボールの箱組みは、すべて手作業で行われている現場が多くあります。箱は大きく、また形状もバラバラで負荷が高くなりがちです。
・箱組みから花入れ(梱包)作業が同時にできない
手作業で行うと、箱組みと花入れは別々に対応する必要があり、時間と手間がかかります。同時にできない非効率さが課題です。
・金属ステッチによる手の裂傷リスク
花用の横置き梱包箱は大型の長方形をしているため、段ボールシートを金属製のステッチで接合した仕様が一般的です。箱組みや花入れ、解体時に作業員が手を裂傷するリスクがあります。
・劣化リスクが高いため素早く作業する必要性
花きは鮮度を保つために水揚げが必要である上に、高温で傷みやすいという劣化リスクがあります。そのため、梱包作業に時間をかけられないところがあります。
花き梱包の省人化のコツと方法
前述の課題を解決するためには、省人化を図ることが有効です。そこで花き梱包の省人化のコツと方法をご紹介します。
機械での梱包による自動化
箱組みを機械で自動的に行うことは、多様なメリットが期待できます。
まず大きいメリットは、箱組みの手作業を無くせることで業務負荷が低減し、省人化できる点です。また箱組みと梱包の花入れ作業を同時に実施できるため、短時間で無駄なく効率的な梱包作業を行えます。生花の品質保持にも役立つでしょう。
金属ステッチなしの梱包材の採用
金属ステッチ加工のない横置き梱包箱を採用することで、手の裂傷リスクが減ります。少ない人員でもケガなく安全に作業ができるでしょう。
また梱包箱の見直しにより梱包コストの最適化にもつながります。
人的コスト削減の実現
機械による自動化が進めば、その分、人員と人件費を減らすことができます。
日本トーカンパッケージの花き梱包の省人化ソリューション
花き梱包の省人化を進める際の具体例として、日本トーカンパッケージがご提供する花き業界向け包装仕様・包装設備サービスをご紹介します。
機械による自動化と梱包材の効率化で花き梱包現場を変える
本ソリューションは、花き業界の梱包課題を解決する目的でご提供している自動製函機と最適化された花き用段ボールをセットでご提供するサービスです。
梱包箱を自動製函する機械の導入をサポートし、金属ステッチがなく、花き商品を大切に保護する段ボール箱の組み合わせにより、省人化・省力化やコスト削減、労働環境改善などをお手伝いします。
横型梱包 段ボール箱と縦型梱包 段ボール箱の省人化のしくみ
花き用段ボール箱は、横型と縦型をご用意しています。
段ボールのブランクシート(平状)を機上へセットし、自動製函(箱組み)する包装システム仕様「切り花 トーカンアシストBOX(横型用)」と「切り花 トーカンアシストBOX(縦型用)」 により、箱組みを自動化できます。
「切り花 トーカンアシストBOX(横型用)」については、段ボールシートを給紙するロボットを組み合わせることで、全自動化を図ることができます。
従来の大型段ボール箱の製函作業における大きな負担を削減し、省人化と省力化を図ることができます。
その他のメリット
本ソリューションを通じて、次のメリットが期待できます。
・業務効率化
梱包業務の一部を自動化できることで連続の作業がしやすくなり、業務全体が効率化し、生産性が向上します。
・物流ラインの改善
従来の無駄のある工程や包装設計を見直し、改善することで、物流ライン全体の改善につながります。
・物流トータルコストの削減
省力化による人的コスト削減に加え、最適な梱包設計により無駄をなくし、強度も落とさずに梱包コストの削減を実現できます。また金属ステッチのない梱包箱により、安全面からのコスト削減も見込めます。
・導入コストの最適化
自動化と聞いて、導入コストが気になる方も多いのではないでしょうか。本ソリューションの導入コストは、一般的な製函機と比較して5分の1程度に抑えられます。リース契約も可能ですので、初めて自動化に取り組まれる方にも適しています。スモールスタートも可能なので、負担を最小限に始められます。
・品質保持
本ソリューションでご提供する鉢植えの固定材は、工夫を施しています。従来の固定材は広がりやすく、箱に入れた状態でないと困難でした。本ソリューションの固定材は単体でも形状を維持できるため、作業性が向上し、花きを傷つけるリスクも低減します。品質保持にも寄与します。
花き梱包の省人化を実現する日本トーカンパッケージの本ソリューションは、花き梱包全体の課題解決をサポートします。
まとめ
花き業界では、人手不足と高齢化が進んでおり、省人化と業務効率化の必要性が増しています。特に梱包業務は負荷が高くなりやすいことから、業務改善が求められる中、自動製函機の導入は有効です。
日本トーカンパッケージの花き業界向け包装仕様・包装設備サービスは、負担の大きい大型段ボール箱の製函作業負担を軽減し、自動製函機による省人・省力化が図れます。
現場でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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